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アナログ人間『ツカタ』の、だめだめな日々。

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デジタル生活 70日目

忘れていた。一番アナログなもの。
それは、マンガ制作。

もちろん、今はパソコンで制作してる人もたくさんいらっしゃるし
うちのパソコンにも、練習してみようと
Comic Studio(マンガ制作ソフト)の体験版が
はいっている。

でも、グラフィックデザインの世界で
15年ほど前に、手版下

(厚めの紙に、写植とよばれる文字を 接着剤を使って手ではり、
 目測と定規で平行をあわせ、
 線はロットリングという製図ペンで手書き。
 色は色見本を見ながら、想像と経験で指定。
 いろいろやり方はあったと思いますが 
 そういった感じでつくられる、印刷のもとになる版)

が、あっという間に
パソコンでの制作に
取って代わられたことを思えば、
未だに、プロでも手書きが多いマンガ制作は
かなりのアナログジャンルだと思う。

いろいろ、人によってやり方は違うだろうけど
まあ、スタンダードな方法だと思われる やり方を書いてみる。

プロットとよばれるお話の設計図を決め、
ネームと呼ばれる絵コンテのようなもの
まず、つくる。

いよいよ、次のステップからが版下原稿制作。
上質紙か、ケント紙と呼ばれる厚紙に えんぴつで下書き。

そして、次が冷静に考えると超アナログ
Gペンで、墨をつけて主線を手書き!

マンガを書いた事の無い方でも、絵などで見た事くらいは
あるはずGペン。
このペン、この時代に 金属を型押ししたものに、
溝と呼ばれる 切れ込みをいれただけのシロモノ。

Gペン
   
それを、1回1回墨汁であるとか、インクであるとかの
インク壷に ぽちゃんとつけて描く。今でも結構な数のプロが
こんなアナログな道具を使っている!

そのあと、各種付けペンや、製図ペンですべての絵やフキダシを手書き。
枠線も手で定規を使って描き、消しゴムで下書きを消す。

そして、マンガでよく見る網点を貼る作業。
これがまた超アナログ トーン貼り!

薄い透明フィルムに 網点や模様が印刷してあり、
裏に 薄く接着剤が塗られているシロモノで、
1枚A4サイズぐらいで280円~500円程度で市販されている。
(最近の値段知らないので少し前の値段ですが)

スクリーントーン

これを、網をいれたいところに 台紙を剥がし、のっけてカッターで切り抜く。
トーンを押さえる専用のへらで、がしがしと押さえて定着させる。
これだけ。
難しいうんちくはいらない。ただ、地味に切り抜いて貼るだけ。

まあ、後はトーンを カッターの背で削って調子を出したり、ぼかしたり。
アナログなだけに、完全に本人の技量とセンスが
もろに出るわけだけど、まあこういった
アナログな流れ。

これが、出版社にいって もし印刷という段になれば、
もう今は殆ど グラフィック業界ではなくなった写植の出番。
フキダシの中身の文字を
1つ1つ担当の編集者が手で貼る・・・というウワサ。
(これに、関しては実際見た事無いし、今でもそうなのかどうかは少しアヤシイ。)

ね、アナログっしょ!
パソコンにあっという間にとってかわられても
不思議でない出版業界で、ここまでアナログが
残ってるのは凄く不思議な気がする。

私としては、Web上にマンガを載せたいと思ってる以上
或る程度、マンガ制作ソフトのお世話に
ならなければならないんじゃないかなと、思いつつ。
でも、やっぱり結局 
いけるとこまでは手書きで描いちゃいそうな気がしてる。

まあそうね、この時代に
どうしても、べたでアナログな感じがして
マンガが好きなのかもしれない。

デジタルにしかできないことや、
デジタルでやったほうが早い事は取り入れながら、
それでもいつまでもマンガには
ちょっとアナログでいて欲しいと、思ったりする私です。


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2010.03.22 / Top↑
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